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よくある質問

どのくらいで発毛しますか?

年齢、性別、脱毛症の進行度、薄毛の部位などによって個人差があります。

当院では治療開始してから4回目の施術までを発毛の目安としております。大半の方がその期間内で発毛するのですが、もし発毛が認められなければ、治療間隔を延ばしてもう少し経過を見るのか、治療を中断するのかをご相談いたします。

発毛したかどうかは、どうやって判断をしますか?

施術毎に、乾いた状態、濡れた状態の写真を前頭部、側頭部、頭頂部、後頭部すべて撮影します。それを毎回治療開始時の画像と比較してお見せいたします。

患者さま自身に薄毛部分の毛髪密度が濃くなっていたり、短い産毛が生えているのをご確認していただきながら治療を進めていきます。

HARG療法で生えた髪は、抜けませんか?

HARG療法は抜けてしまった毛根を活性させてより強い毛髪を生やす治療なので、治療前よりはしっかりした毛髪となって生えてきます。細くなったり、柔らかくウエーブがかった毛髪が生えることはありません。治療が進むにつれて「髪の毛にコシが出てきたのが手触りでわかる」と実感される方が数多くおられます。またHARG療法で生えた毛髪は毛根がしっかりしているのでそう簡単に抜けませんので「抜け毛が減った」と言われる方も数多くおられます。当院ではHARG療法を受けて発毛した毛髪が元の状態に戻った方はおられません。
しかし、男性型脱毛症にしても、び漫性脱毛症にしても治る病気ではありませんので、脱毛を止めることはできません。対策として、抜けた分の毛髪を補うために1年に1回のメンテナンスを継続して、発毛した毛髪を維持する必要があります。

HARG療法に副作用はありますか?また、デメリットはありますか?

HARG療法で使用する製剤は化学薬品ではなく、ヒト共通のタンパクなので、現在までのところアレルギー反応、拒絶反応、臓器障害などの有害事象の報告はありません。

健康上のデメリットはないのですが、HARG療法は注射による治療ですので、「痛みに対する恐怖感」が治療を受けるまでの一つの障壁となるのではないでしょうか?それを払拭する勇気を持てるかどうかが重要な鍵です。当院では「ブロック麻酔」を行って痛みを全く感じないようにします。

実際に治療を受けた方の殆どが「施術は全く痛くなかった!」「もっと早く施術をうければ良かった」と言っておられます。どうぞ安心して当院でHARG療法をお受け下さい。

HARG療法は何歳から始めることができますか?

男性型脱毛症は男性ホルモン(DHT)と遺伝による病気ですので、早い方は思春期から発症します。当院で治療した最年少は14歳です。

またび漫性脱毛症は発症年齢が一定しておらず、当院では12歳発症の女性が17歳から治療を受けたのが最年少です。

HARG療法は何歳まで効果がありますか?

まず問題点は、高齢になって薄毛治療を受けるメリットがあるかという点と、年齢的にHARG療法の効果が出るまでに時間がかかるので費用が高額となるという点です。

当院では男性型脱毛症は、某国立大学の名誉教授65歳、某有名企業の役員65歳が最高齢で、いずれも威厳を保つために髪の毛が必要とのことで約1年半の治療で満足いく効果が得られました。

また、び漫性脱毛症は健康上の問題はなく、頭脳明晰な会長夫人78歳が最高齢で、食事会やゴルフなどお付き合いが多く、ウイッグではなく、自毛を増やしたいとのことで治療開始、効果を実感されて地道に3年ほど治療を継続しておられます。

HARG療法は年齢によって効果の違いは出ますか?

年齢だけを問題にするならば、加齢により細胞分裂速度が遅くなるわけですから、加齢と共に発毛速度や伸長速度が遅くなります。また一般的に加齢と共に薄毛の範囲は拡大していることが多いので、同程度の効果が得られるまでの比較をすると年齢が高いほど、治療に時間と費用がかかります。

HARG療法の効果がないこともありますか?

HARG療法の効果が出ないのは、地肌様になってしまった部分が多い方です。

男性型脱毛症だとハミルトン・ノーウッドの進行度分類でⅥ以上の重症の方、び漫性脱毛症ですと地肌の面積が多い方となります。このような方はカウンセリングの段階で効果が望めないので治療をお断りいたします。

またあまり事例はありませんが、治療を始めて4回目までに発毛が認められない場合は、ご相談の上治療を中断する場合があります。

HARG療法で体毛が濃くなることはありますか?

表皮から1mmの部分に注入していますので、注入した頭皮だけに効果があり、血流に乗って全身に巡る訳ではありませんので、体毛が濃くなることはありません。

HARG療法は性別によって効果の違いはありますか?

それほど大きな差がある訳ではありませんが、男性型脱毛症の男性より、び漫性脱毛症の女性の方がHARG療法に対する反応が早く現れる印象があります。病因である「男性ホルモン(DHT)」と「自己抗体」の毛根への攻撃の強さに違いがあるためではないかと考えています。

M字はげや、生え際の薄毛にも効果はありますか?

男性型脱毛症は、薄毛の進行パターンは、「生え際(前頭部)」から、「M字(側頭部)」から、「つむじ(頭頂部)」からの3パターンですが、最終型はいずれも同じで、側頭部、後頭部以外は脱毛してしまういわゆる「波平状態」となります。

当院ではHARG療法の治療効果はハミルトン・ノーウッドの進行度分類で「生え際」がⅤaまで、「側頭部」と「頭頂部」がⅤまで認められています。最終型に近いⅥ、Ⅶには治療効果は認められませんでした。

治療期間中に筋トレをしても問題ないですか?

多少抜け毛が増えたとしても、HARG療法により修復されますので特に問題はありません。

男性型脱毛症(AGA)は男性ホルモンと5αリラクターゼが結合したDHT(ジヒドロテストステロン)が毛乳頭細胞の受容体を攻撃することにより抜け毛が増えて進行していきます。

筋トレ(レジスタンストレーニング)をすることにより男性ホルモンが増加することが知られていますが、ボディビルダーに、髪の毛を剃っている方は見かけますが、AGAが進行して禿げている方が多い訳ではありません。

実際、男性ホルモンを持続的に増加させるには最低1ヵ月以上、毎日数時間の筋トレを行う必要があり、男性ホルモンが増えたとしても受け入れ側の毛乳頭細胞の受容体の数まで増える訳ではありませんので筋トレによって多少抜け毛が増えたとしてもAGAが進行するとは考えにくいのです。

また、音楽を聴きながらリラックスした状態で筋トレを行うと、男性ホルモンが増えにくくなるという報告もあります。

妊娠中や授乳中でもHARG療法を受けることはできますか?

妊娠中は黄体ホルモン優位なので、脱毛が減りむしろ増えたように感じることもあります。

出産するとエストロゲンの分泌が戻り、妊娠中抜けなかった毛髪が大量に抜ける「産後脱毛」が起こります。黄体ホルモンとエストロゲンのバランスが戻る共に脱毛した毛髪は元の状態に戻ります。

従って、HARG療法を行っている間に妊娠した場合は一度中断します。そして産後脱毛の様子を見ながらHARG療法を再開したり開始する時期を検討します。

また、HARG療法で使用する製剤は化学薬品ではなくヒト共通のタンパクですし、血行性に全身を巡る訳ではないので、授乳中でも施術を受けるのは問題ありません。

AGA予防のためにHARG療法を受けることはできますか?

家系的にAGAの遺伝が予想される場合には、男性ホルモン(DHT)の攻撃をブロックするプロペシア(フィナステリド)かザガーロ(デュタステリド)を発症前から内服しておくのがAGAの一般的な予防となります。

HARG療法は毛根を強化して脱毛させにくくするので、予防的治療としての経験はありませんが、AGAの発症を遅らせることをできるのではないかと思います。しかし、AGAは一生続く病気ですから定期的に頭皮全体に施術し続ける必要があります。

費用面から考えても、治療に対するモチベーションの持続などを考えても、予防的にHARG療法を受けることはお勧めいたしません。

円形脱毛症にも効果はありますか?

HARG療法も効果はありますが、この病気は白血球中のリンパ球が毛根を攻撃することで脱毛しますので、ステロイドや局所免疫療法などによる治療の方が一般的です。

問題点は、円形脱毛症は短期的に繰り返し脱毛することです。また「モグラたたき」のように円形脱毛が出現する場所も一定しません。せっかくHARG療法で生やした毛髪が一気に抜けてしまったり、別の部位をまた治療することになるので、当院ではHARG療法ではなく、脱毛部位へのステロイドの注入療法を行っております。

かつらを使いながら治療を受けることはできますか?

可能です。治療が進んでいけば、いずれ必要がなくなります。かつらで蒸れても脱毛はしませんが、かつらをピンで引っかける部分に牽引性脱毛を起こすことがありますので注意して使用しなければなりません。

別の治療で薬を飲んでいますが、それでもHARG療法を受けることはできますか?

HARG療法の製剤と相互作用のあるお薬はありません。一応、内服薬や外用剤がありましたら事前にお教えください。抗がん剤や甲状腺機能亢進症の治療薬のメルカゾールなどによる薬剤性脱毛は原因薬剤の中断と共に再発毛するので半年ほど経過をみてから、発毛促進のためにHARG療法を行うかどうかご相談いたします。

発毛薬を飲んでいますが、併用はできますか?また、併用すると効果は高まりますか?

基本的にHARG療法だけで十分効果がありますので、当院ではプロペシア(フィナステリド)やミノキシジルとは併用はしません。

しかし、HARG療法を始める前からプロペシア(フィナステリド)やミノキシジルを服用してある程度の効果があったと自認している方や服用の継続を希望される方にはそのまま服用を続けて頂きますが、急に中断すると脱毛するので、その場合には止め方をご指導いたします。

しかしながら当院では、併用により発毛・育毛効果が高まったという症例は現在のところ認めらていません。

発毛薬や育毛剤との違いは何ですか?

プロペシア(フィナステリド)やミノキシジルなどの投薬治療と、HARG療法の違いについて解説します。

プロペシア(フィナステリド)は男性ホルモン(DHT)の攻撃をブロックして抜け毛を止め、正常な毛周期の毛髪を生やす「発毛薬」、ミノキシジルは元々循環器のお薬で血管を拡張させる作用があり、毛乳頭の血行が良くなるため毛髪の伸長速度が早くなり太い毛が増えるという「育毛薬」です。

いずれも化学薬品なので副作用があります、プロペシア(フィナステリド)は勃起不全(ED)、ミノキシジルは多毛です。効果があるのは60~70%程度で、また効果があったとしても中断すれば、1年も経たないうちに脱毛して元の状態に戻ってしまいます(浦島太郎の玉手箱です!)ので、効果があれば一生続ける決断が必要です。

HARG療法で使用する製剤は化学薬品ではなくヒトのタンパクなので副作用の報告はありません。成長因子などの働きで毛根が再活性され新たな毛髪が発毛し、伸長していきます。「発毛剤、育毛剤の両方」の役割を果たしているのです。再活性された毛根から生えた毛は正常周期に戻って生え続けます。生えた毛髪を維持する為には年1回のメンテナンスを続けることです。私は治療後14年間生え続けています。

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